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■アニメ「ファンタジア/2000」

息を飲む映像体験とは、こういう作品をさす言葉だろう。「ファンタジア/2000」は、ディズニーアニメの底力を見せつける作品である。その多彩さは言うに及ばず、大胆なアイデアを躍動感あふれる作品に仕上げる力量は見事だ。

ベートーヴェン の「交響曲第5番」で奔放な映像絵巻は幕を開ける。そしてオットリーノ・レスピーギの作曲の「交響詩ローマの松」で、めくるめくようなクジラの群舞が展開する。その想像力の広がりと美しさに絶句する。

ガーシュイン 「ラプソディー・イン・ブルー」、ショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲第2番」と異なるテイストの絵柄を見せて、サン=サーンス「動物の謝肉祭」ではヨーヨーするフラミンゴの踊りというお得意のギャグで笑いを誘う。ポール・デュカ「魔法使いの弟子」は旧作「ファンタジア」のミッキーマウスがデジタルでよみがえり、エドワード・エルガー「威風堂々」ではドナルドダックが活躍する。

そして、ストラヴィンスキー「火の鳥」の壮大な死と生のドラマで締めくくられる。奇跡のような映像体験。あの感動は、本当に希有の体験だ。

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Japan, Sapporo
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